
<阪神-広島>◇16日◇甲子園
首位攻防の3連戦は因縁の対決でもある。試合前のメンバー表交換時は、阪神藤川球児監督(44)と広島新井貴浩監督(48)が握手を交わしたが、ほとんど目も合わさず、笑顔もなし。会話もなかった。審判団との握手を終えるやいなや、新井監督が先にきびすを返した。
4月20日、甲子園での前回対戦で、広島岡本駿投手(22)が阪神坂本誠志郎捕手(31)に頭部死球。藤川監督がベンチから血相を変えて飛び出し、両軍入り乱れて、あわや乱闘の騒ぎになった。審判は警告試合を宣告。岡本は危険球退場。
この日は岡本が石原貴規捕手(27)とともに練習中の坂本の元を訪れ、謝罪。坂本は笑顔で応じていた。