
<イースタン・リーグ:西武10-1DeNA>◇16日◇カーミニークフィールド
西武ドラフト5位ルーキーの篠原響投手(18)がまたしても大物打者に堂々対峙(たいじ)した。
この日のイースタンDeNA戦は与座が先発し、篠原は2番手で4回から登板し、5イニングを投げた。打者17人と対戦し、5安打3奪三振で無失点。与四死球はなかった。
登板直後の4回1死、いきなり日米通算230本塁打のDeNA筒香嘉智外野手(33)と対戦。
初球の外角152キロは後方へのファウル、2球目高め152キロでは空振りを奪った。3球目153キロは筒香が左翼へライナー性で打ち返し、左翼手が定位置後方を守っていたこともあり、安打になった。
2度目の対戦は6回2死一塁で。初球は外角からのスライダーで見送りのストライク。2球目は低めカットボールで空振りを奪うと、3球目は151キロが高めボールになり、カウント1-2。4球目に「オリャ!」と声を出しながら内角151キロを投げ込むと、筒香を振ることができず。見逃し三振に抑えた。
福井工大福井時代は無名の存在に近かったが、プロ入り後に急成長。打者72人連続無四球の記録も打ち立て、イースタン・リーグ巨人戦では2軍調整中の坂本勇人内野手(36)から直球で3球三振を奪ったこともある。