
サッカー女子日本代表なでしこジャパンDF古賀塔子(19=フェイエノールト)がこのほど、オンラインで取材に応じ、目標を「世界一のセンターバック(CB)」と掲げた。
昨夏のパリオリンピック(五輪)に最年少メンバーとして招集された古賀は継続的に代表に選出され、ニールセン監督就任後は全試合に出場している。自身でも成長を実感している。
「初めはやっぱり自分のプレーは全然出してなかったと思いますし、先輩に対して要求できない部分とかもあったと思うんですけど、今は本当に自分ものびのびとプレーさせてもらっていますし、周りの選手としっかりコミュニケーション取って、自分のしたいプレーというのもしっかり伝えられている」
クラブでは昨季ボランチを任され、今季はCBながら持ち運んで攻撃に絡むことを要求されているという。代表では自陣からビルドアップしていくスタイルに挑戦している。
夢は壮大だ。JFAアカデミー福島を卒業後、WEリーグを経ずにオランダの強豪フェイエノールトに加入した逸材。「世界一のCBになりたい」。理想は男子のオランダ代表DFファンダイク(リバプール)だという。「守備で絶対に負けないというのはCBとして大事だと思う。その中で攻撃の起点になったり、得点を狙っていけるのが本当にいい選手だと思う」と具体像を明かした。
目標達成のために、今後のステップアップも見据える。「(欧州)チャンピオンズリーグで優勝したいという夢があるので、そういうところに近づくためにはもっとレベルの高いリーグ、チームに行く必要がある。その中で自分自身がより成長できればもっと上のレベルにいけると思うので、もっと練習してうまくなれるように頑張りたい」と力を込めた。