
<DeNA4-3広島>◇9日◇横浜
DeNAトレバー・バウアー投手(34)の熱投がサヨナラ勝ちにつながった。4回に広島末包に勝ち越し弾を浴びるも「3点取られたときに試合を諦めることも簡単だったんですけど、なんとか最後まで諦めずに」と8回3失点、8奪三振、124球の粘投だ。
度々のピンチを抑え、8回には2死満塁で小園を持ち味のナックルカーブで引っかけて一ゴロに打ち取ると、グラブを叩いてほえた。三浦監督も「あのイニング3点取られましたけど、そのあとは頑張っていましたし。狙いにいって三振を取ってくれましたし、よく投げてくれた」。ビハインドの状況も持ちこたえた右腕をほめたたえた。チームは9回に同点に追いつき、延長10回に今季初のサヨナラ勝利。ベンチから戦況を見守っていたバウアーも劇的な幕切れに大喜び。「サヨナラ勝利に勝る喜びはない」と充実感あふれる顔で話した。