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【日本ハム】金村尚真、今季3勝はすべて完投 「あとは正義さん頼みます」から変化したメンタル


日本ハムの金村尚真投手(24)が楽天戦で9回7安打1失点の完投勝利を果たし、今季3勝目を挙げました。彼の3勝はすべて完投で、球団では2007年のダルビッシュ以来の記録となります。金村は高めの直球と低め変化球を効果的に使い9三振を奪い、チームは首位オリックスにゲーム差なしで迫りました。完投勝利の要因として「メンタルの強化」と「試合ごとの修正」を挙げ、失点後も冷静に対処。引き続き長いイニングを投げる試合を増やしていく決意を示しています。この試合に向けては、データ解析に基づいたフォームの改良も行っており、その姿勢が功を奏する結果となりました。

日本ハム対楽天 完投勝利し笑顔でナインとハイタッチする金村(右端)(撮影・黒川智章)

<日本ハム2-1楽天>◇9日◇エスコンフィールド

日本ハム金村尚真投手(24)が、9回7安打1失点の完投勝利で3勝目を挙げた。

高めの直球と低め変化球のコンビネーションで9三振を奪った。過去2勝はどちらも完封勝利。シーズン1~3勝を完投(完封含む)で挙げるのは、球団では07年ダルビッシュ以来(完投→完投→完封)。チームは貯金を今季最多タイの4とし、首位オリックスにゲーム差なしに迫った。

   ◇   ◇   ◇

9回2死二、三塁。27個目のアウトを間一髪の三ゴロで奪った金村は「キヨさん(三塁の清宮幸)が遅かったのでハラハラしながら見てました」と笑った。過去2勝の完封勝利と合わせ、今季3勝はすべて完投。球団では07年ダルビッシュ以来の記録だが「僕は早めに替わる試合もある。長いイニングを投げる試合をもっと増やしていきたい」と上を向いた。

完投が増えた要因に「メンタル」を挙げる。2点リードの8回は無死二、三塁から1点を失い、さらに2死三塁と同点のピンチに、宗山を全球高め直球で空振り三振に仕留めた。戻ったベンチ。「去年だったら、あとは(田中)正義さん頼みます…みたいな感じ」だったが、いまは違う。「9回いくぞって言われたときに、よしっと燃えてる自分がいた」。7日オリックス戦はプロ野球タイ記録となる10投手の継投で12回ドロー。チームのためにも、価値ある完投勝利になった。

4月27日ロッテ戦で2敗目を喫してから登板が開いた。「ローテを回っているときじゃあまりできないことを試した」。データを見直し、スプリットは指先に力を込める握りに改良。セットポジション時の足の角度も変え、プレートの踏む位置も中央寄りにした。「この10日を有意義に過ごしたと結果で示さないといけない」。変化を恐れずに大胆に取り組み、この日のマウンドで体現した。

変化は登場曲にも。「エイサーっていう沖縄の民謡の歌。小学校、中学校のときも踊っていたなじみのある曲」。ようやく陽春の風が届いた北海道に、あたたかい音色が響いた。【本間翼】

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