
<ヤクルト-巨人>◇9日◇神宮
巨人増田陸内野手(24)が1009日ぶりの1発を放った。
雨脚が強くなった4回1死、ヤクルト先発高梨の初球の高め直球を痛打。甘い球を引っ張ってファンの待つ左スタンドへ運び、勢いよく本塁を駆け抜けて雄たけびを上げた。
一時リードを2点に広げる追加点に「打ったのは真っすぐです。うまく打てました。投手が頑張っているので援護できてよかったです」。22年8月4日阪神戦以来の、プロ通算6号となった。
6日の阪神戦で負傷した主砲の岡本が左肘靱帯(じんたい)損傷で全治3カ月と長期離脱して2試合目。代わりに一塁に入る。4月30日に今季初先発した広島戦では値千金の適時二塁打で1000日ぶりの打点をマークし、1軍で戦い続ける。チームの窮地に、背番号61の奮起が期待される。
投げては先発赤星が6回79球4安打2失点。悪天候で今季2戦2勝と好相性の相手に粘投をみせた。