
セレッソ大阪の今度の「初」は、プロ3年目MF阪田澪哉(20)の番です。
現在12位のC大阪は11日、本拠地ヨドコウで横浜と対戦する。
途中出場が濃厚の阪田は、横浜戦当日が21歳の誕生日になる。サポーターからハッピーバースデーの大合唱を受けるホームで、J1初ゴールを誓った。
8日、大阪市内での公開練習後、取材に応じた背番号17は「誕生日だからというか、ゴールを意識してやりたい。誕生日にゴールというのはいいですね」と、やる気満々だ。
背中を押すのは、仲間の「初」の活躍だ。
「最近、いろんな選手が結果を出して、焦りがないといえば、うそになってしまう。そういう緊張感を持ってやりたい」
前々節京都戦で大卒新人FW古山(ふるやま)兼悟(22)がプロ初ゴールを挙げれば、前節神戸戦ではMF上門知樹(28)と、MF柴山昌也(21)が今季初得点と続いた。
天皇杯で2年連続得点している阪田だが、J1の舞台で「初」で続けば、チームの今季初の3連勝が見えてくる。
高校サッカーの名門、京都の東山から入団2年目の昨夏、ドルトムントとの親善試合でスーパーゴールを決めた。今季はG大阪との開幕戦で先発に抜てきされ、ここまで11試合(J1通算23試合)に出場したが、何度か訪れた決定機を逃している。
ゴール右斜め前からのドリブル、シュートは絶対的な自信を持っており、高校時代から「阪田ゾーン」と呼ばれる。チームでは随一の攻撃センスで、待望のJ1初ゴールを誕生日に決めてみせる。