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千賀滉大が6回0封4勝目 防御率は山本由伸に次ぐリーグ2位 先発役割を全う、首位堅持に貢献


メジャー3年目の投手、メッツの千賀滉大が、ダイヤモンドバックス戦に先発し、6回を投げ89球で2安打無失点という好投を見せ、4勝目を挙げました。初回から首をかしげる場面が見られる中、5四球を出しましたが、守備の助けでピンチを凌ぎ、リズムを取り戻しました。この試合で防御率1.16に達し、これはリーグ内でドジャース山本の0.90に次ぐ記録です。体調不良を乗り越えた彼の貢献で、チームは地区首位を堅持しました。今後、千賀と山本がさらなるタイトル争いを繰り広げることが期待されています。

ダイヤモンドバックス対メッツ 6回2安打無失点5四球4奪三振と好投し、4勝目を挙げたメッツ千賀滉大(Rick Scuteri-Imagn Images=ロイター)

<ダイヤモンドバックス1-7メッツ>◇7日(日本時間8日)◇チェースフィールド

【フェニックス(米アリゾナ州)7日(日本時間8日)=四竈衛】メッツ千賀滉大投手(32)がダイヤモンドバックス戦に先発し、6回89球、2安打無失点の好投で4勝目(2敗)を挙げた。チーム内にまん延した体調不良を克服し、防御率1・16はドジャース山本由伸投手(26)に次ぐリーグ2位。メジャー3年目の怪腕が本領を発揮し始めた。

   ◇   ◇   ◇

投げるたびにマウンド上で首をかしげるほど、序盤の千賀は本調子とかけ離れていた。3回まですべて先頭打者を歩かせるなど、メジャー最多タイの5四球。左打者への外角球が抜け気味で、常にボールが先行した。3回まで51球中、半数以上の26球がボール。その一方で「うまくいってない時はパターンがある」と、過去の経験則で修正法は脳が記憶していた。守備陣の好中継プレーや併殺でピンチを脱出。コーチ、捕手の助言にも耳を傾け、本来のリズムを取り戻した。4回、5回は3者凡退。1点を先行した直後の6回まできれいにゼロを並べた。

万全な状態には程遠かった。4月末、メ軍内にウイルス性の風邪が大流行。千賀も38度台の高熱で体調を崩し、体重が3キロ以上減少した。それでも、体調不良者が続出したチーム事情もあり、前回登板の1日は点滴を打ってマウンドへ向かった。今回の登板間は、遠征先セントルイスでの試合が降雨中止。ダブルヘッダーに変更されるなど、通常の調整を進められる状況ではなかった。「スピードを出す時に力んだりとか、バランスが崩れて力が入らないような感覚がある。1回崩れてしまうとなかなかすぐには難しいんですけど…」と、不安を消せないままの登板だった。

そんな悪条件の中でも、先発としての役割を全うし、地区首位堅持に大きく貢献した。「単純に試合を壊さずに終われたというところはホッとしています。何とか春先は耐えながら、という感じですね」。自らの投球を「かわしている」と表現するなど我慢続きの状態ながら、防御率1・16はドジャース山本の0・90に次ぐリーグ2位。今後、本調子を取り戻した時、千賀と山本が、よりハイレベルなタイトル争いを繰り広げる可能性はかなり高い。

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