
日本野球機構(NPB)は8日、都内でマイナビオールスターゲーム2025(7月23日=京セラドーム大阪、同24日=横浜)の要項発表記者会見を行った。
ともに就任1年目の24年にリーグ制覇した巨人阿部慎之助監督(46)とソフトバンク小久保裕紀監督(53)が登壇。初のセ・リーグ監督を務め、現役時代は2度の球宴MVPを獲得した阿部監督は「本当にすばらしい選手の中でできる、選手にとっても最高の舞台」。初のパ・リーグ監督を務める小久保監督は「我々の時はベンチの端っこに座ったりしたんですけど、今は比較的ルーキーでも真ん中に座る選手も出てきている。そういうところ含めて良い場になれば」と球団を超えた若手とベテランの交流を願った。
前回は初戦をセ・リーグ、2戦目をパ・リーグが勝利。2試合で両チーム計43得点と壮絶な打ち合いとなった。
両監督は5月1日時点のリーグトップ5の選手成績一覧を見ながら、スタメンを想像。阿部監督は「昨日までコテンパにやられていたんですけど、阪神の森下くん、佐藤くんが中心になってくるんじゃないかなと、打順を決めるのもすごく楽しみ」と話した。
23年のフレッシュオールスターでコーチとして指揮した小久保監督も、現在リーグトップの3割4分3厘を誇る森下について「預かっていた選手の中でも抜けていて片りんもあったんですけど、2年後にこんな選手になるのかと。打ち取れるコース、球種がないなと」とすでに頭角を現していたルーキー時代からの成長ぶりに感嘆した。
ファン投票は5月16日から6月22日まで。選手間投票、監督選抜、プラスワン投票も行い、セ・パ両リーグ31人ずつ選ぶ。ファン投票の結果は7月1日午後4時、監督選抜を含むメンバーは同7日午後4時、プラスワン投票の結果は同16日に発表される。
コーチ陣には昨季2位、3位のチーム監督が加わる。セ・リーグは阪神藤川球児監督(44)、DeNA三浦大輔監督(51)。パ・リーグは新庄剛志監督(53)、吉井理人監督(60)が務める。