
<中日1-2DeNA>◇5日◇バンテリンドーム
中日が今季3度目の3連敗で借金2となり、5位に転落した。3回に木下拓哉捕手(33)の2号ソロで先制も、プロ初登板初先発のドラフト1位金丸夢斗投手(22)が4回につかまった。1死満塁から山本に左前2点適時打を許し、逆転された。金丸は6回5安打2失点も、打線がDeNA先発ケイを攻略できなかった。
試合後の井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-先発金丸は
「もっと動揺するかなと思ったけども。最初はよーいスタートでドーンとストレート、152だか。あのボールをパンと見た時に、ああいいね、ブルペンとはちょっと動揺っぽいようなピッチングしてたという話だったけど、大丈夫だなというふうに思ったけどね。結果的に2失点をしたところ、(4回1死からの)オースティンの四球。『怖かったのか』って話したけど、『ちょっと慎重に行き過ぎました』と。まだまだ自分の、例えば球の良さとか、もちろん怖さから入っていくんだけども、もっともっと大胆にいってもいいんじゃないの? というような気持ちを持たせることが今後の課題かなっていう。あまりにも慎重になりすぎて、無駄な四球を与えてという形になると結局、ああやって苦しくなる、満塁になる、いい球いってたとしても、ぐしゃっとバットを折ってたとしても、結局(1死満塁から山本の)ヒットでかえられてしまったっていうことを考えれば。そういうところで、最初のデビューにしてみたら、いい意味でいいスタートしながらも、苦い経験も最初にしたという、そんな感じのデビューかなと思います」
-8奪三振、力強さも
「変化球も、あいつはいろいろな球を投げますけども。難しくさせるつもりもないし、もっと簡易的に追い込めるんじゃないのっていうようなところを、もうちょっと教え込むというか。コミュニケーションを取りながらやっていきたいかなと思います」
-DeNA先発ケイに8回で1得点
「ケイ投手も助っ人外国人の中では優秀なピッチャーなので、わかってるんで。今日はロースコアだなと覚悟していたし。前回、うちがケイから勝ったというリベンジを、と、彼も絶対燃えてただろうし。そこに打ち勝たなきゃいけなかったんだけども、っていう話かな」
-5回の打席で細川が一塁に走る際に右太もも裏を痛め、途中交代
「今はちょっとまだ、ここでああだよこうだよ、という見解のものは、まだわからないので。明日になってみないとわからないかな、と」
-無理はさせられない
「けが人が一番怖いし。残りがあと15試合、20試合というところじゃないし。まだロングなシーズンを残している中で、1人離脱、2人離脱というのだけは避けたいという中で。心配は心配ですね」
-病院で検査は
「もう行ってます」
-金丸投手は次回は
「1回とりあえず抹消はしようかなと思って。もちろんあれだけのパフォーマンスを見せてくれていて、1回投げたことによって本人も例えば自信めいたもの、それから学んだことっていうようなことを生かすっていうのは、空けすぎてもあかんなっていうふうに。なので、そこはちょっとまた、空けすぎてもあかんし。すぐ中6でいけっていうわけにもいかないんで。その辺はまたコーチ陣と話をして決めます」