
<DeNAー巨人>◇4日◇横浜
プロ初スタメンのDeNA勝又温史外野手(24)が通算3打席目でプロ初安打をマークした。3回2死、巨人グリフィンの初球144キロのツーシームに積極的にスイング。ゴロで二遊間を抜ける中前打とした。
一塁ベース上で笑顔を見せると、味方ベンチからの祝福に右手を挙げて応えた。記念ボールも遊撃・泉口から九鬼→戸柱へとわたり、大事に確保された。
勝又は21年オフに投手として戦力外通告を受けて野手に転向。ここまでイースタン・リーグ29試合に出場して打率2割4分1厘、2本塁打、OPS・618の成績を残していた。
オープン戦では1軍のゲーム参加という立場で2安打を放ってアピール。今季へ向けて「今年ダメだったら多分クビなので。僕が終わった時に1ミリも後悔が残らない野球人生にしたい。全力で毎日やるしかないです」と覚悟をにじませていた。
1日のヤクルト戦(神宮)でプロ初昇格し、初打席は代打で大ファウルを放つも、三ゴロ。「1番左翼」で初スタメン出場したこの日は第1打席に空振り三振に倒れていた。