
<明治安田J1:鹿島1-0町田>◇3日◇第14節◇カシマ
鹿島アントラーズがホームでFC町田ゼルビアを1-0で破り、今季2度目の4連勝で首位をキープした。
風上に立った前半から主導権を握った。前半20分に開幕から全試合フル出場のDF関川郁万が負傷交代。DFキムテヒョンが緊急出場するアクシデントがありながら、ボールを保持して攻撃の糸口を探った。
相手の組織的な守備に手を焼き、ゴール前まで進入できない時間が続いたが、同39分に待望の時間が訪れる。MFチャブリッチが自陣から持ち運び、左サイドのFW鈴木優磨に展開。オーバーラップしたDF安西幸輝がボールを受けると左足クロスを供給し、ゴール前でFW田川亨介が合わせてゴールネットを揺らした。多くの人が連動した美しいゴールで先制に成功した。
風下の後半はやや受けに回り、苦しんだが積極的な交代で流れをつかみにいった。同15分にはMF柴崎岳とMF荒木遼太郎を下げて、MF知念慶とMF松村優太を投入。鈴木を左から中央に配置して起点を作った。それでも押し込まれる時間帯が続くと、同31分には田川に代えて負傷していたエースFWレオセアラを復帰させ、前線の配置も変えるなどして総力戦で耐えしのいだ。負傷者続出で苦しい台所事情ながら、攻守に粘り強く戦い、3試合連続無失点勝利。チーム一丸で勝ち点3をつかみ取り、首位を堅持した。