
<DeNA1-0巨人>◇3日◇横浜
DeNAが犠飛の1点を守り切って接戦を制した。スライド登板となった先発のトレバー・バウアー投手(34)がNPB初完封で巨人打線を寄せ付けなかった。
安定感のある投球で無失点投球を続け、6回にはセーフティーバントと失策で無死二塁とされるも、赤星に犠打を許さず、泉口、キャベッジを打ち取って無失点で切り抜けた。
8回に先制に成功した直後の9回には大歓声に背中を押されながらマウンドへ。122球で9回を投げ、6安打完封勝利を挙げた。
若き松尾汐恩捕手(20)も懸命なリードと強肩に加えてバットでも強力援護した。1回無死一塁、巨人泉口の二盗を刺して立ち上がりの無失点投球に貢献。さらに4回1死一塁からもキャベッジの二盗を刺した。極め付きは7回1死一塁。一走岡本を三振ゲッツーで刺して、この試合3度目の二盗阻止に成功した。
打っても1打席目、2打席目ともに遊撃への内野安打を放つと、8回1死一、三塁では左犠飛を放ってこの試合唯一の得点をたたき出した。
バウアーと松尾は4月27日の広島戦で1軍初バッテリーを組み、8回1失点で復帰後初白星に貢献していた。14歳差の2人の活躍で接戦を制した。
試合後の三浦監督は次の通り話した。
-見事な完封
最後までしっかりとバウアー、投げきってくれました。
-どこがよかった
真っすぐも変化球もですけど、ランナー出てもしっかりと配球、汐恩、バッテリーでうまく攻めたと思います。
-松尾選手の好リードに先制の犠飛
点、なかなか取れなかったところで取ってくれましたし、リードもそうですし、盗塁もしっかりと3回ぐらいバウアーをたすけてましたからね。バッテリーで守ったと思います。
-2試合連続完封
しっかり守り切れているということだと思います。
-明日へ
京も沢山の方が球場に駆けつけてくれて、明日もまたいい形で入っていけるよう準備したいと思います。