
<エンゼルス4-10タイガース>◇1日(日本時間2日)◇エンゼルスタジアム
エンゼルス菊池雄星投手(33)が、5回5安打2失点で勝利投手の権利を得た中で降板したが、中継ぎ陣が8回に逆転され、初勝利が消滅した。
最速96・5マイル(約155キロ)の速球は威力十分で、自身も手応えを感じる内容。チームは中継ぎ陣が踏ん張れず、2ケタ失点で大敗を喫したが、菊池は5回2失点とゲームをつくって、次回以降に期待を抱かせる投球だった。
試合後、菊池は「今日のボールは今シーズン一番良かったと思いますし、開幕から100%というか、もう少しかなっていうところはありましたので、いろいろアジャストメントしていく中で、今日はだいぶ手応えをつかんだ試合でしたんで、最後勝ちたかったですけど、そこは今日のようなピッチングを続けていれば、必ず勝つチャンスは増えると思います」と前を向いた。
最も手応えを感じたのは、持ち味の真っすぐだった。「もう、自分のピッチングは真っすぐあってこそだと思いますから。もちろん、チェンジアップの割合とか増えてますし、自信も深めてはいますけど、真っすぐがないことには自分のやりたいピッチングはできませんので。今週1週間っていうのは、去年の映像も見直しながら、トレーナーやピッチングコーチとすごく話し合いをしながらやってきましたんで、今日はだいぶ次につながるかなという、そういうボールが何度もいってました」と話した。