川崎フロンターレは30日（日本時間5月1日）、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ACLE）準決勝でポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド（40）らを擁するアルナスル（サウジアラビア）と対戦する。
準々決勝で横浜F・マリノスを4－1で粉砕した強敵は世界屈指の金満クラブだ。欧州や南米などの世界トップ選手を高額年俸、高額移籍金で買い集めている。ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」による選手の市場価格比較でもその差は歴然としている。
川崎Fのトップ5は、1位がブラジル人FWエリソンの220万ユーロ（約3億5200万円）、2位がMF脇坂泰斗主将の140万ユーロ（約2億2400万円）、3位がMFマルシーニョと橘田健人の100万ユーロ（約1億6000万円）、5位がFW山田新の90万ユーロ（約1億4400万円）。
対するアルナスルは、1位がコロンビア代表FWデュランの4000万ユーロ（約64億円）、2位がフランス人DFシマカンの2800万ユーロ（約44億8000万円）、3位がスペイン人DFラポルテとポルトガル代表MFオタヴィオの1800万ユーロ（約28億8000万円）、5位はロナウドらの1200万ユーロ（約19億2000万円）と続く。
上位5人の合計で比べると、川崎Fは合計650万ユーロ（約10億7000万円）に対し、アルナスルは1億1600万ユーロ（約185億6000万円）となり、約18倍の規模感となっている。アルナスルには市場価値1000万ユーロ（約16億円）以上の選手が8人がいる。
ACLEファイナルズはサウジアラビアで行われる。同国は34年ワールドカップ（W杯）開催に向けて、国を挙げてスポーツ施策に取り組む。オイルマネーで潤う同国クラブは欧州トップ選手を「爆買い」。ACLEの準決勝に進んだ4チーム中、3チームがサウジアラビアのクラブとなった。
