
<明治安田J1:湘南0-0福岡>◇第13節◇29日◇レモンS
湘南が、福岡と0-0で引き分け、勝ち点1を得た。昨季途中にボランチからセンターバック(CB)にコンバートされたDF鈴木淳之介(21)が今季初めて3バックの中央で出場、2戦連続無失点に貢献した。
背番号5が定位置の左CBではなく、真ん中にどんと構えた。「いつも通り自分のプレーを出す」。相手の屈強な外国人ストライカーとバチバチのバトルを展開して「0(失点)で抑えられたのはよかった」。
主戦場は中盤だ。帝京大可児(岐阜)から加入して4年目。昨季途中に左CBに抜てきされると、持ち上がりと左右両足からの正確なキックを武器に、主軸に定着した。課題だった守備面での成長は顕著で「一発でかわされる守備はそこまでなかったし、うまく状況みながら我慢強くやれた。余裕も出てきた」と言う。
開幕から全試合先発。プレー時間は1167分に到達した。一喜一憂せず、楽しみながらプレーできていることが好調の要因だという。国内組中心で臨む7月の東アジアE-1選手権(韓国)での日本代表メンバー入りも視野に入ってくる。「継続してやれば見えてくると思う。満足することなくやり続けるだけです」と力を込めた。【佐藤成】
▽福岡金明輝監督(3戦勝ちなしも)「前半と後半でともに真逆のような展開。アウェーで勝ち点1をとれたことはポジティブ」