
<オリオールズ-ヤンキース>◇28日(日本時間29日)◇オラクルパーク
オリオールズ菅野智之投手(35)が、ヤンキース戦に公式戦初先発し、5回5安打無失点と好投した。
1回は2死満塁のピンチを背負ったが、ボルピを遊ゴロで無失点。2回は3者凡退に封じ、流れを呼び込んだ。
3回は1死一、三塁のピンチを迎えたが、4番ゴールドシュミット、5番チザムを連続三振。4回は2死から安打を浴びたが、冷静に後続を断った。
最大のハイライトは5回に訪れた。先頭のグリシャムに安打を浴び、迎えたのは試合前時点で打率4割6厘のアーロン・ジャッジ外野手(33)だった。
初球、2球目と慎重に外角スライダーで誘ったが、2ボール。3球目はスプリット、4球目はスライダーで空を切らせ、ファウルを挟んだ後の6球目だった。低めに沈むスプリットで空振り三振を奪った。
打線から4点の援護を受け、3勝目の権利を持ったまま、リリーフにバトンを渡した。自身メジャー最多の8奪三振、球数も最多の95球を投げた。