
西武はローテ再編を“まだしない”選択をした。
4月も終わりにさしかかった今、今井達也投手(26)と隅田知一郎投手(25)の左右両腕が勝利数、防御率、奪三振数などパ・リーグ投手部門の上位を占めている。
ここまで2人が連戦となる先発ローテーションを組んでおり、西口文也監督(52)も適切なタイミングでの再編を示唆しているものの、日程が変則になってくるこのゴールデンウイークではいじらないもよう。
29日からの楽天3連戦(ベルーナドーム)の後、金曜日が移動日で、5月2日から日本ハム2連戦(エスコンフィールド)となる。
これまで金曜に先発してきた今井を、ここで再編する選択肢もあったとみられるが、28日に投手練習を見守った大石投手コーチは「順番通りにはめ込んでいくだけです」と表現した。2日は今井、3日は隅田の先発となる見込みだ。
この日は31日楽天戦の先発とみられる与座海人投手(29)が開幕後初めて1軍投手練習に合流した。左肘痛からの回復を目指す武内夏暉投手(23)も、問題がなければ最短で5月7日ソフトバンク戦(ベルーナドーム)の先発がありえそうな状況だ。
まずはゴールデンウイークから5月上旬にかけてそれぞれの状態を確かめながら、適切なローテ再編とタイミングを見極めることになりそうだ。【金子真仁】