
<中日2-6ヤクルト>◇27日◇バンテリンドーム
中日がヤクルトに逆転負けし、借金が今季最多タイの3に戻った。先発のウンベルト・メヒア投手(28)が2点リードの4回無死二、三塁から3番茂木に逆転の2号3ランを浴び、逆転された。4回2/3、85球、5安打6失点で今季2敗目。井上一樹監督(53)は、メヒアの次回について「白紙」と答えた。
試合後の一問一答は以下の通り
-先発メヒアが5回持たず、6失点
「最初はいい感じかなとみんな見えたと思うんだけど、2まわり目か、(4回先頭の西川への)四球だよね、要は。あそこに尽きるね、俺に言わせれば。何をそんなに、(援護を)2点もらっているのに守りに入っとるんだと。仮にあれがカーンと打たれたヒットとかツーベースとかだったら話は別だけど。先頭打者(への)四球の出し方。守りに入っている、弱気な、悪いメヒアが出ちゃっている。それで西川出しました、一塁走者も気になって、サンタナにバーンとツーベース打たれて。弱気な部分が出ちゃったというのが、見えちゃったかなというね。やっぱり昨年から見ているメヒアの悪い癖、弱気な部分が出ちゃう、調子が悪いときは守りに入っちゃうというのが、あいつが勝てないところなのかなと俺は見ています」
-今季3試合登板で被本塁打5
「やっぱり試合になると、そういったところがかいま見える。何かしらの形で脱皮しないと、勝てる投手になれないんじゃないかな」
-次回登板は
「ある意味白紙です」
-4番細川が8回に19打席ぶりに安打
「そこもね、あの安打は評価する対象なのか、それともあのポテンのHが彼にとって薬になるのかどうかというのももちろんあるけども、明日ゲームがないということで、どういう形で来週のカードを迎えるのか。迎えるにあたってどうしたらいいかをまたミーティングしたい」
-細川の状態は
「決していいとは思わないです。ただやっぱり、今年初めましてのルーキーじゃない、ドラゴンズ今年からですというわけでもない、昨年、一昨年のキャリアを考えたら大事な3年目というのは本人も自覚している。自覚している中で、責任感を感じて本人はやっていると思うけど、それがある意味歯車がかみ合っていない。悪いなりにもこっちはいつか何かのきっかけでよくなってくれ、と待つしかない。そういうような状況かな」
-1番岡林がまだ打点なし
「そこも本人も分かっていると思う。僕らも。あそこ(5回1死三塁)の場面で、ショートフライでしょ。そういったところで、過剰に意識しちゃっているのがいい方に回らないのかな。そこで何かぽっと明るい兆し、光が見えたときには変わってくるよっていうような期待を持ちながら見守るという感じかな」
-支配下登録された近藤が2季ぶりの1軍登板
「廉(近藤)はド緊張していたと思うけど、それなりに。ああいう形であればまたどんどん登板数も増えてくると思います」