
<明治安田J1:柏1-1新潟>◇26日◇第12節◇三協F柏
アルビレックス新潟FW小見洋太(22)が今季初ゴールをPKで決めた。
アウェーで柏を相手に前半12分、敵陣で味方選手と挟み込む形でボール奪取。素早く前へ運び、1トップの長谷川元希へスルーパス。エリア内へ持ち込んだ長谷川が後方から倒され、PKを獲得した。
ただ緊張感マックスのPKだった。というのも柏のゴールマウスを守るGKの小島亨介は昨季まで新潟に所属し、PK練習を何十本と蹴ってきた先輩だ。加えて前日のPK練習でも2本失敗していたという。「癖もわかっているし、蹴りづらかった。プレッシャーはいつも以上にあった」。
それでも同14分のPKでは、小刻みステップから裏をかき、小島の体勢を崩しながらゴール右隅へと蹴り込んだ。
その後も鋭いドリブルで好機を演出したが、チームとして2点目が奪えなかったことが響いた。今季2勝目とはならず「最後の精度のところは1人1人が課題として取り組んでいかなければいけない」と反省していた。