
「キューバのミサイル」の異名をとるレッドソックスの救援左腕アロルディス・チャプマン(37)が剛速球の新記録を達成したと、22日付の米専門誌ベースボール・アメリカが伝えた。
キューバから亡命し2010年にレッズでデビューしたチャプマンは、今季がメジャー16年目、7球団目の所属。デビューから16年連続で球速100マイル(約161キロ)を記録しており、これはMLBで球速を記録するようになってからの最長記録となった。今月19日のホワイトソックス戦では102・3マイル(約165キロ)をマークしており、これはレッドソックスの投手では史上最速だった。
チャプマンは他にヤンキース、カブス、ロイヤルズ、レンジャーズ、パイレーツでプレーしており、レンジャーズ以外のすべてで球団最速記録更新し、レッドソックスで6球団目。所属した3球団以上で球団史上最速記録を更新した投手は他におらず、チャプマンが自身の最多記録を更新したこととなった。キャリア平均球速は98・9マイル(約159キロ)で、これは2002年以降で最速だという。