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【阪神】開幕ローテ入りの富田蓮は5回3失点「いい課題がたくさん出た。打撃も頑張る」


阪神の若手左腕、富田蓮投手が開幕を前にした最終登板で成果と課題を確認した。オリックスとの試合で5回3失点ながら、安定した内容を見せ開幕2戦目の先発が確実になった。昨年までは中継ぎで活躍し、今季初めて本格的に先発に挑んでいる。この試合では紅林選手にソロ本塁打を浴びるなど計7安打を許し、課題も多く見つかったという。藤川監督も左腕特有の投球スタイルを評価し、精神的な準備の重要性を指摘した。また、打席では慣れないバントの場面で3球連続空振りするなど今後の経験が必要とされた。富田投手は打撃向上を目指しつつ、投球に自信を持つ姿勢を見せている。

阪神対オリックス 3回表オリックス1死一、三塁、富田は西野に右犠飛を許し失点(撮影・加藤哉)

<阪神3-3オリックス>◇22日◇京セラドーム大阪

阪神富田蓮投手(23)は開幕前の最終登板で「うみ」をしっかり出した。開幕2戦目の29日広島戦(マツダスタジアム)の先発が確実。2本塁打されるなど7安打を浴びたが、5回を3失点にまとめた。

「ちょっと力が入っちゃいました。オープン戦でよかったなと。いい課題がたくさん出ました」。昨年までは主に中継ぎ。3年目で初めて先発に本格挑戦し、この日が今季の1軍初先発だった。初回に紅林にソロを浴びキャンプ実戦からの連続無失点は16イニングで途絶えたが、試合はしっかりつくった。

藤川監督も「のらりくらり」と左腕の特長を評価し「準備に余念がなさすぎて緊張感があったんじゃないか。かわいかったですね」と評価を変えなかった。打席では2回1死一塁で3球連続のバント空振り。慣れていない分、経験が必要だ。富田も「バッティングは頑張りたい。投球は自信があるので」と引き締めていた。

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