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藤浪晋太郎「初セーブ」1回無安打無失点1四球と好投「いい勉強、いい経験ができている」


藤浪晋太郎投手は、マリナーズの招待選手として参加しているキャンプで、レンジャーズ戦に登板。1回を無安打無失点、1四球で「初セーブ」を記録しました。試合では、速球の軌道が不安定と判断すると、変化球主体の配球に切り替え、冷静に後続3人を封じました。これでオープン戦4試合連続無失点とし、メジャー枠入りを目指していますが、マリナーズの40人枠は埋まっており、状況は厳しいままです。それでも、藤浪投手はメジャーリーグでの経験を「いい勉強、いい経験」と捉え、前向きな姿勢を崩していません。

藤浪晋太郎(2025年2月撮影)

マリナーズのキャンプに招待選手として参加している藤浪晋太郎投手(30)が19日(日本時間20日)、本拠地でのレンジャーズ戦に登板。1回無安打無失点1四球と好投し、「初セーブ」を記録した。

3-2と1点をリードした9回から6番手として救援。先頭打者にストレートの四球を与えたものの、冷静に後続3人を仕留め、進塁を許すことなく無失点に封じた。最速98・5マイル(約158・5キロ)をマークした速球系の軌道が不安定と判断した後は、変化球主体に切り替えるなど、状態に応じた工夫が光った。試合後は「先頭の四球以外は良かったんじゃないですかね」と淡々と振り返った。

オープン戦6戦目。メジャー枠入りの争いが続く中、4試合連続無失点と徐々に調子を上げてきた。マ軍では現在、メジャー40人枠が埋まっており、厳しい状況に変わりはない。だが、昨季のマ軍はシーズン中、計28投手を起用しており、必ずしも「開幕メジャー」にこだわる必要もない。目指すのは、あくまでもメジャーのマウンド。「いい学びというか、新しい指導に触れられて、いい勉強、いい経験ができていると思います」。自らの立ち位置を知る藤浪の前向きな姿勢は、何ら変わっていない。(ピオリア=四竈衛)

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