
阪神中野拓夢内野手(28)がメジャー開幕戦に大きな刺激を受けた。18日のカブス-ドジャース戦(東京ドーム)を現地で生観戦。同僚の大山とスマホを構えて写真を撮る姿がテレビで映し出され、SNSでは「見たことある人がいる(笑い)」と話題になった。中野は「日本国民誰もが撮りたい写真だと思いますけど」と笑顔で振り返った。
大谷、鈴木をはじめ、ドジャース山本、カブス今永と、両チームの開幕投手を史上初めて日本人が務めた歴史的な一戦を目に焼き付けた。「ベンチの盛り上がりとかも見えましたし、ヘッドスライディングしたりだとか、勝ちに対する執念というか、1試合に対する思いが伝わったので、すごく参考になった」。選手会長としてチームリーダーを担う立場から、大きな刺激を受けていた。
プレーに対する姿勢も勉強材料にする。「打席でストレートが来たら積極的に打つ姿勢は見てて勉強になった。自分もやっていきたい」と意気込んだ。
この日のヤクルト戦(神宮)は天候不良のため中止となり、残すオープン戦は21日からのオリックス3連戦(京セラドーム大阪)のみとなった。中野は「チームとしても個人としても良い状態で開幕を迎えるために大事な3試合」と位置づける。リーダーとして執念を植え付け、積極果敢な姿勢でチームをけん引する。【山崎健太】