
<オープン戦:ロッテ5-0楽天>◇19日◇ZOZOマリン
ロッテ西野勇士投手(34)は開幕前最後の本拠地でのオープン戦を好投で締めたが、後悔を口にした。序盤からテンポ良く投球し、楽天相手に5回62球を投げ3安打無失点。ベテラン右腕が安定感抜群の登板で「自分の試したいことはすごく試せたし、それがいい結果を生むかもしれないなという手応えは結構あった。僕自身はすごくいいイメージはできた」と振り返った。
それでも、悔いが残った。この日のZOZOマリンの最低気温は2度で雪も降るほどの極寒。試合が始まっても冷たい雨風が降り注いだが、西野はいつも通り半袖だった。「長袖のアンダーシャツ持ってないんですよ、そもそも。もらってないというか、『いらないです』って言っちゃったんで。あとは、肘とか汗かいたときに引っかかる感じとか、嫌なんで」とこだわりを明かした。だが、さすがにこの寒さはこたえたようで「マウンド上がる前から、長袖もらっておけばよかったってずっと後悔してました」と苦笑いだった。
開幕5戦目での先発が濃厚だ。「ここから暖かくなると信じて、長袖じゃなく半袖でいきます」。雨にも負けず、風にも負けず、熱い投球を見せていく。【星夏穂】