
サッカー日本代表が18日、千葉市内で26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選バーレーン戦(20日)、サウジアラビア戦(25日、ともに埼玉)に向けて合宿を行った。メンバー27人全員が合流し、初めての活動。直近の試合で打撲を負ったFW前田大然(27=セルティック)とDF長友佑都(38=FC東京)は別メニューで調整した。
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海外組として初めて日本代表に選出されたDF関根大輝(22=スタッド・ランス)が古巣の柏レイソルの快進撃を刺激に代表での活躍を誓った。
これまでは追加招集での代表入りだったが、今冬に柏からフランス1部スタッド・ランスに移籍した。海外組として、追加招集でなく27人のメンバー入りを果たし「フランスで数試合ですけどやってきたものが評価されているのかなと思います」と手応えを口にした。
新天地ではMF伊東純也、中村敬斗とチームメートで、伊東とは住居も同じ。車を所持していない関根を、伊東が練習場へ送迎するなど私生活も世話になっている。「オフの日もコミュニケーションを取っていてすごく助かってます」と話した。
サッカー面でも公式戦でアシストを記録し、守備面でも1対1をテーマに「クロスをあげさせない」という強い意識で臨んでいる。この日の合宿では、柏時代の恩師の井原正巳前監督が訪れ言葉を交わし「ここまで育ててもらった。今、フランスで挑戦できているのも井原さんのおかげ。今日お会いして、また頑張ろうという気持ちになりました」と振り返った。
現在、古巣の柏は4位と好調で、関根は「自分が抜けた後でちょっと複雑ですけど」と苦笑し「(細谷)真大くんとも連絡を取ってますし、みんなの活躍が刺激になっている。逆に自分がもっと活躍して、いいニュースを届けられるように頑張りたい」と話した。