プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥（31＝大橋）が18日に東京ドームで開催されるMLB日本開幕シリーズ「カブス－ドジャース」の第1戦のセレモニーゲストに登場すると17日、発表された。
井上がプレーボールアナウンスメントの役割を担い、X JAPANのYOSHIKIが米国国歌と君が代を演奏、そして始球式はカブスOBの福留孝介氏が務めることがそれぞれ決まった。
井上は今年6月、米ニューヨークで開催された全米ボクシング記者協会（BWAA）選定の23年の年間最優秀選手賞（MVP＝正式名称シュガー・レイ・ロビンソン賞）の授賞式に出席した際、所属ジムの大橋秀行会長（60）とともにヤンキースタジアムに足を運び、「名門対決」となるヤンキース－ドジャース戦を観戦。その後、現地でドジャース山本由伸投手とも対談するなどの縁があった。また18年12月、日本プロスポーツ大賞では日本ハムに在籍していた大谷翔平投手とも対面。その後、プライベートで食事するなど交流もあり、会場で再会を果たす可能性もありそうだ。
井上は5月4日（日本時間5日）、米ネバダ州ラスベガスのT－モバイルアリーナ（約2万人収容）でWBA世界同級2位ラモン・カルデナス（29＝米国）との防衛戦に臨むと13日（日本時間14日）、興行主の米プロモート大手トックランク社から発表されたばかり。WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者時代となる21年6月のマイケル・ダスマリナス（フィリピン）との防衛戦以来、約3年11カ月ぶりの「聖地」再上陸を控えている。
22年6月、日本人で初めて米老舗専門誌ザ・リング選定のパウンド・フォー・パウンド（PFP＝階級を超越した最強ボクサーランキング）1位となり、22年12月にはバンタム級、23年12月にはスーパーバンタム級で4団体統一王座を獲得。ボクシングの本場となる米ボクシングファンからも大きな注目を集めている。
