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【阪神】カブス、ドジャース相手に18回「0」締めた石井大智「光栄」桐敷拓馬「幸せな時間」


阪神タイガースはプレシーズンゲームでロサンゼルス・ドジャースを3-0で完封しました。試合では5人の投手陣が計12三振を奪い、無失点に抑える見事なピッチングを披露しました。特に9回には石井が力強く抑え、観客の「あと1球」コールに応える形で試合を締めています。石井は最高の相手と戦えたことへの喜びを語り、さらに自身の成長につなげたいと意欲を見せました。また、この試合を通じて各投手が順調に成長している様子を監督の藤川も頼もしく評価しました。この結果、阪神の投手力がシーズン開幕に向けて順調に整っていることが確認されました。

阪神対ドジャース 力投する阪神石井(撮影・野上伸悟)

<プレシーズンゲーム:阪神3-0ドジャース>◇16日◇東京ドーム

18個並べた「0」が誇りだ。阪神はカブス戦に続いて、世界一軍団ドジャースから5人で12三振を奪い、無失点に抑え込んだ。

石井は見下ろしていた。3点差の9回を任された右腕は2死を奪い、阪神ファンの「あと1球」コールを聞きながら、左打者アウトマンを外角低めの152キロで棒立ちにした。打球音の違いなど、迫力を感じながらも堂々の投げっぷり。反省も口にしたが「最高の相手に投げさせてもらい、試合を締める立場で投げさせてもらって光栄です。技術とか1つでも多く引き出しがあれば成長できる」と充実の表情。3月には初めて侍ジャパンに選出された。いつもとは違う刺激を成長の糧としている。

5回を力投した先発才木からのバトン。2番手ゲラは走者を出しながら快速球で最後はフリーマンを157キロで二ゴロに。岡留はスライダーがさえ、マンシー、キケ・ヘルナンデスから連続の空振り三振。8回は桐敷だ。先頭を出したがテーラーを遊ゴロ併殺。3人で片づけた。「めっちゃ力みました。本当に幸せな時間でした」。前日はカブスのベテラン左腕ボイドからグラブ交換を持ちかけられた。この日は帽子交換の相手が山本。「頑張ってください」と激励された。

両試合に投げた10人の投手に藤川監督は頼もしげ。「どういう投球をしたいかを求めてやっている中で、非常に順調に来ていると全員に感じます」。たくましさを増した虎投が開幕まで突き進む。【柏原誠】

▽阪神岡留(4番からの6回を3者凡退、2奪三振)「1人1人抑えることだけを意識しました。なかなか対戦できない相手で、やっぱりすごさも感じたし、いい経験ができました」

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