
<プレシーズンゲーム:阪神-カブス>◇16日◇東京ドーム
阪神佐藤輝明内野手(26)の先制3ランが、スタンドの温かいシーンを生んだ。
0-0の4回無死一、三塁。佐藤輝が追い込まれてから、高めの直球を軽く振りぬくと、打球はそのまま右翼席へ。サイ・ヤング賞2度の左腕スネル撃ちに、球場全体が沸き立った。
その直後、中継に映し出されたのは、佐藤輝のホームランボールをキャッチした男性。高々と手を上げて喜ぶと、前方にいた男の子にそのボールを手渡した。
野球ファンの温かいシーンにX(旧ツイッター)では「誇らしげに高々と掲げた後、惜しげもなく前の子供にあげいてた。これぞ真の野球ファン!」「優しすぎる、こんなの人生で一度あるかないかレベルの貴重なボールなのに」など、賛辞の声があふれていた。