
ヤクルト村上宗隆内野手(25)が28日巨人戦(東京ドーム)のシーズン開幕に間に合うか不透明となった。15日、上半身のコンディション不良でリハビリ組に合流。今後は1軍から離れ、埼玉・戸田球場でリハビリを行う。復帰の見通しについて、高津監督は「正直、わからないところが多いです」と慎重に語った。
村上は9日広島戦(マツダスタジアム)にフル出場後、11日からの楽天2連戦(静岡)に同行せず、戸田球場で残留練習を行っている時に症状を訴えた。14日はオリックス戦(神宮)の試合前に打撃練習を行っていたが、シートノックから姿がなく、試合もベンチ入りをしていなかった。これまでオープン戦は8試合で打率1割5厘、1本塁打、2打点だった。
高津監督は「いないのはすごく大きい。もちろん、いてくれたらいいなと思います」と早期回復を願った。その上で「ムネ(村上)がいないと、長打で点を取るというのが限られてくる。バントをしたり、フォアボールを得点に結びつけるとか細かなところをやっていかないといけない」と言った。チームは山田も左指の腱(けん)の脱臼で開幕に間に合うか微妙な状況。主軸の回復を待ちながら、不在の事態も想定し、シーズンへのかじを取る。