
<ウエスタン・リーグ:ソフトバンクー中日>◇14日◇タマスタ筑後
左ふくらはぎ痛から再起を目指すソフトバンク今宮健太内野手(33)が「1番遊撃」で今季初実戦に臨んだ。試合前にスタメンが発表されるとスタンドからは拍手が沸き起こった。
1回の守備では2死一、二塁で宇佐見の遊ゴロを軽快にさばいて一塁に送球。直後の打席では中日先発・柳に対して初球からスイングを仕掛け、二ゴロに倒れた。3回2死一塁の第2打席はまたも初球からスイングして右飛。「初球に真っすぐがきたら絶対にいこうと決めていた。プラン通りです」と振り返った。
当初は5イニング出場の予定だったが、試合がスピーディーに進んだことなどを考慮して1イニング“おかわり”した。6回1死一塁の第3打席は中飛。この日は3打数無安打だった。「6イニングいけたので、それぐらい状態がいいということなのかなと思います」と話した。
今宮は春季キャンプ第3クール最終日(13日)の練習中に左ふくらはぎを痛め、第4クールは別調整。宮崎市内の病院で検査を受けたが、18日に福岡に戻り、19日にチームドクターの治療を受けた。21日からは福岡・筑後市のファーム施設で練習を再開していた。負傷から約1カ月で復活し「まずはケガなく終われたことが一番の収穫です」と汗をぬぐった。