
凱旋(がいせん)帰国した大リーグ・カブスの鈴木誠也外野手(30)が覚醒したターニングポイントを明らかにした。
元日本ハムの杉谷拳士氏(34)の公式YouTubeチャンネル「SUGIYA no YouTube」に出演した動画が公開。プロ4年目の16年、レギュラーにまだ定着していない中、交流戦で同一カード3試合連続マルチ安打を記録した。その直後、ソフトバンク3連戦で2試合連続スタメン落ちしたことに、反骨心をあらわにした。
2軍での相性がよかったソフトバンク武田が先発の3戦目にスタメン出場を志願した。「ふざけんなって。武田さんは2軍でも結構相性よかったから、コーチに武田さん絶対打てるんで、出してくださいって言った」。その試合、5打数5安打。そこからシーズン最後まで走りきったことで、打率3割3分5厘、29本塁打をマークした。「そうやって言わないと出られないと思っていた。そこが1番(ターニングポイント)でしたね。頭きたのがよかったんですかね」と明かした。
そこから6年連続ベストナインを獲得するなど、日本を代表する右打者へと飛躍。22年からメジャー挑戦しカブスへ移籍した。メジャー4年目の今季、大谷翔平ら擁するドジャースとの開幕戦を日本で開催するため、13日にチームとともに日本に到着。15日に阪神、16日に巨人とプレシーズンマッチを行い18、19日ドジャース戦に臨む。