
日本サッカー協会(JFA)は13日、千葉市内で、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選バーレーン戦(20日、埼スタ)、サウジアラビア戦戦(25日、埼スタ)に臨む代表メンバーを発表した。
選出されたメンバーにサプライズはなく、これまで選出されてきたメンバーで固めた。ブンデス1部マインツで活躍するMF佐野海舟(24)の名前もなかった。ボランチではスポルティングMF守田英正が負傷明けという状況もある中、佐野の招集もあるかと期待されていた。
森保監督はその選考基準について問われると、「まずは招集していない選手について、できるだけ言及はしないでおこうと思います。佐野海舟も含めて多くの選手が今回の代表メンバーに入ってもおかしくない。まだまだいます。その中で今回のメンバーを決めさせていただきました」と断った。
その上で「守田も招集しましたが、先発で出て勝たせてくれる選手は他にもいますので、チームの中で誰がスタートから出るのか、途中なのか、つないで勝つというやり方をしてきたので、誰かに託す戦いはしていない。すばらしい選手をつなぎながらやっていきたい」とチームとして戦う姿勢を強調した。
今回についてはこれまでやってきたことを高め、目の前の勝負に勝つことを最優先した。
「11月から3月と空いた中で、これまでやってきたことを共有して、再確認するために、ベストのメンバーを選んだ。Jリーグで存在感発揮している選手、海外でもいる中で、このメンバーに入っておかしくないメンバーはいる。試すというよりまだ何も決まっていませんので目の前の勝負にこだわる。確実にW杯の切符を取ることが優先順位として考えている」
試すのでなく、勝ちきる。森保監督の強い思いが出ていた。