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【ACLE】川崎FのDF佐々木旭が1G1A「思い切って打ってみたら入った」優勝宣言も


川崎フロンターレはAFCチャンピオンズリーグ・エリートの決勝トーナメント1回戦第2戦で上海申花を4-0で破り、2試合合計4-1で8強入りを果たした。主役となったのはDF佐々木旭で、彼は1得点1アシストの活躍でチームを逆転勝利に導いた。試合は前半24分に佐々木の見事な左足のシュートで先制し、後半にはFWエリソンのゴールをアシストするなどの活躍を見せた。前回の16強敗退の雪辱を果たし、佐々木は「目標はすべての試合に勝って優勝すること」と意気込んでいる。試合には大雨にもかかわらず多くのサポーターが駆けつけ、熱い声援を送った。

川崎F対上海申花 前半、ゴールを決め喜ぶ川崎F佐々木(撮影・宮地輝)

<AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):川崎F4-0上海申花>◇12日◇決勝トーナメント1回戦第2戦◇U等々力

川崎フロンターレが上海申花(中国)を4-0で破り、2試合合計4-1で8強入りを決めた。1得点1アシストの活躍で逆転突破に導いたDF佐々木旭(25)は「全員のこのゲームにかける気持ち、ACLEをとるんだという強い気持ちが今日のゲームを生んだと思う」と胸を張った。

長谷部茂利監督からも「素晴らしかった」と絶賛された自身の一撃が大量得点を呼び込んだ。前半24分に右サイドを駆け上がると、中央に進入し左足を一閃(いっせん)。見事な先制点に「周りの選手がアクションをしてくれて、前が空いたので、思い切って打ってみたら入りました」と笑みを浮かべた。

1-0の後半19分にも佐々木がみせた。右サイドでボールを持ち上がると、早めにクロスを上げてFWエリソンの得点をお膳立てした。佐々木は「相手の切り替えが間に合っていなかった。あの形は狙っている。いいボールがいって、エリソンが決めきってくれた」と納得のアシストだった。

強い気持ちで試合に向かった。平日にもかかわらず、試合前にはチームバスを大応援団が出迎え、選手たちを鼓舞。大雨の中、1万3000人超の観客が詰めかけて声援を送った。佐々木は「平日のゲームでしたけど素晴らしい雰囲気をつくってくれたサポーターのみなさんに感謝したい」と思いを伝えた。

前年のリベンジも果たした。前回は山東(中国)に敗れて16強で涙をのんだ。敵地の第1戦に勝利しながら、ホームで行われた第2戦で逆転負け。そのショッキングなゲームを佐々木は「自分のサッカー人生においてもすごい悔しい試合だった」と振り返る。1年後に逆転で突破を決めた。悲願のアジア制覇まであと3つ。「目標はここから全部勝って優勝すること」と頂点を見据えた。【佐藤成】

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