
ドジャース大谷翔平投手(30)は9日(日本時間10日)、オープン戦に出場せず、独自調整で開幕シリーズに向けて準備を整えた。
投手としてはキャッチボールを行い、球速やボールの回転軸、回転効率などを数値化する機器「ラプソード」を使用。平地だが座った捕手相手にも投球練習を行い、担当トレーナーや投手コーチらに見守られながら、現状の確認を行った。
18、19日に東京で開催される開幕シリーズでは打者に専念。当初は米アリゾナ州グレンデールでのキャンプ期間でライブBP(実戦想定の投球練習)に登板する見通しだったが、調整ペースを落とし、ブルペンでの投球も当面は行わない方向となった。
東京から本拠地ロサンゼルスへ戻る3月下旬以降にブルペン投球を再開する見込みで、この日、キャッチボールを見守っていたマクギネス投手コーチ補佐は「ラプソードを使って、球速や強度、練習過程を管理していた。我々としては、急ぎすぎず、遅れすぎず、日ごとに設定した数値に届くようにやっている」と明かした。