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【鹿島】今季加入レオセアラ、ハットトリックで奪首導く「貢献できてうれしい」痛み耐え強行出場


鹿島アントラーズは、FWレオセアラのハットトリックで柏レイソルに3-1で勝利し、リーグ首位に立ちました。レオセアラは前半26分に左クロスを頭で合わせて得点し、後半にさらに2点を追加。試合前に右膝の痛みを抱えながらも痛み止めで出場し、チームを勝利へと導きました。鬼木監督は選手たちのアウェーでの勝利を称え、リーダーシップを発揮したレオセアラの貢献を喜びました。

柏対鹿島 後半、ゴールを決めハットトリックを達成した鹿島レオセアラ(撮影・たえ見朱実)

<明治安田J1:柏1-3鹿島>◇第5節◇8日◇三協F柏

鹿島が、今季加入したFWレオセアラのハットトリックで首位に立った。

敵地で前節まで1位の柏を3-1で下して4連勝。今週の練習で右膝を打撲し、この日は痛み止めを打って強行出場していた新助っ人が、入れ替わりの奪首に導いた。

前半26分、左クロスに頭で合わせて先制。後半5分にはMF松村のクロスに右足で合わせた。後半17分には小池のパスを受け、右足を振り抜いて3点目だ。今季5得点で単独1位の9番は「注射をして痛みがなくなった。勝利に貢献できてうれしい」と振り返った。

今季リーグ初の3発。鹿島では21年の土居以来18度目の固め打ちだ。開幕戦もハットのチャンスがありながら、自身が獲得したPKを鈴木に譲った。その際「3点を決める運命ならばPKでなくても決められていた」と話していた。この日は「PKを譲ったけど、鈴木は次の試合でも決めてくれた。ものすごく意味があった」。新加入ながら「献身・誠実・尊重」のジーコイズムが染みついている。

ホームで3連勝した後のアウェーで、首位と。鬼木監督は「アウェーで勝つことが一番重要だった」と選手をたたえ、暫定首位にも「緊張感がある中で戦えるのは喜ばしいこと。ただ、あくまでも自分たちは常にチャレンジャー」と気を引き締めた。【岩田千代巳】

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