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【阪神】支配下初マウンド・工藤泰成に「火消しテスト」失点も藤川監督「精度高く良かった」


阪神の育成選手、工藤泰成がオープン戦で初登板。8回2死三塁で登場し、最速155キロの直球を投げるも失点。その後フォークで三振を取る。監督は経験を積ませるために起用し、良い練習になったと評価。

オープン戦・阪神対DeNA 8回表DeNA2死三塁、藤川監督(左から2人目)は川原から交代の工藤にボールを渡す(撮影・上山淳一)

<オープン戦:阪神4-5DeNA>◇8日◇甲子園

阪神育成ドラフト1位の工藤泰成投手(23=四国IL徳島)が、7日に支配下選手契約を発表されてから初のマウンドに上がった。まだ背番号は127番のままで「火消しテスト」として3点リードの8回2死三塁のピンチで登場。マウンド上で藤川監督から「体重を下に乗せて思い切り投げろ」と背中を押され、山本に最速155キロを計測した直球を連発して追い込むも、最後は甘い直球を右前に運ばれ失点した。

「インハイの真っすぐのサインが出て投げきれなかったのがすごく悔しい」。それでも代打知野はフォークで空振り三振に斬った。指揮官は「経験させたくて。非常にいい練習にはなったんじゃないかなと。精度も高くてね、良かったと思っています」と評価した。

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