
<フランスリーグ:トゥールーズ1-1モナコ>◇7日(日本時間8日)◇第25節◇トゥールーズ
モナコの日本代表MF南野拓実(30)が今季リーグ4点目を決めた。
アウェーのトゥールーズ戦の前半17分、カウンターからゴール前へ走り、右からFWピーレスが相手選手の股下を抜くパスを右足で押し込んだ。VARでオフサイドチェックが行われたが、走り込む寸前にスピードダウンし、ギリギリのオンサイドからの抜けだし。ラインブレーカー南野らしい職人芸だった。
2月15日のナント戦を皮切りに、リーグ戦ここ4試合で3得点。今季公式戦では7点目で、直近5試合で4点と量産している。
前半20分には南野が敵陣で粘り強い対応でボール奪取し、最後はピーレスがシュートに持ち込んだがここは相手GKに阻まれた。攻守に渡る運動量と献身性はこの日も目立っていた。そして後半29分までプレーし、ベンチに下がった。
この1点を守り、試合は終盤まで突入した。このままスコアを保てば勝ち点3という状況にあったモナコだったが、暗転した。後半46分に敵陣からのロングボールをGKマイェツキとDFケーラーがコミュニケーションミス。両者の間を突いたトゥールーズFWマグリにボールをかっさらわれ、右足でゴールにたたき込まれた。
さらにクロスボールからMFザイツに決定的なヘディングシュートを放たれたが、ここはマイェツキが右に跳んでビッグセーブ。土壇場での逆転負けは免れた。現在リーグ4位。トップ3入りを狙うモナコにとっては悔しい一戦となった。