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【阪神】育成ドラ1工藤泰成を支配下登録「思い背負って」背番号は横田慎太郎氏背負った「24」


阪神の藤川球児監督が、大阪市で行われた球団激励会で、育成選手の工藤泰成投手を支配下登録することをサプライズで発表しました。背番号24を背負い、最速159キロの速球を武器に無失点の好投を続ける工藤は、強力リリーフ陣に加わりそうです。工藤自身もこの発表に驚きながらも、新たな目標としてシーズンを投げ切る決意を示しました。背番号24は故・横田慎太郎氏のものであり、その思いを受け継ぎながらプレーすると語っています。

激励会で阪神藤川監督から支配下登録のサプライズ発表を受けた工藤(撮影・前田充)

サプライズ発表! 阪神藤川球児監督(44)が6日、育成ドラフト1位の工藤泰成投手(23=四国IL徳島)を支配下登録することを明かした。大阪市内で行われた阪神電鉄主催の球団激励会のあいさつで異例の公開公表。背番号は23年に亡くなったOB横田慎太郎氏もつけた「24」に決めた。デビューから実戦4試合連続無失点と急上昇中の最速159キロ右腕が、強力リリーフ陣に割って入る。

   ◇   ◇   ◇

シーズン開幕を約3週間後に控えた6日夜。藤川監督のサプライズ発表が待っていた。大阪市内の球団激励会で行った冒頭のあいさつの終盤。「今日は新たな発表があります」と切り出した。

「新たに支配下選手1人、誕生します。工藤泰成!」

異例の形での発表で、着席していた工藤も驚きを隠しきれない。「はい!」と答えて立ち上がると、温かい拍手で包まれた。昨年は岡田前監督が、青柳の開幕投手を発表した激励会。今年も喜びの瞬間が生まれた。

最速159キロを誇る育成ルーキーは、破竹の勢いでアピールを続けてきた。2月16日の練習試合広島戦(宜野座)で新人一番乗りでデビューして以降、全4試合無失点。甲子園初登板となった5日の中日とのオープン戦では、肌寒い天候の中で最速157キロを計測するなど打者を圧倒し、藤川監督に「一緒に戦いたいという投球」と言わしめた。

「本当に何も聞いていなかったので。びっくりしました。シーズン終わりまでしっかり投げ切るというのが、また新しい目標になりました」。突然の発表に目を丸くしながらも、気持ちを引き締めた。虎が誇る強力リリーフ陣に、新たに割って入る存在になりそうだ。

藤川監督はその場で、新背番号も発表した。「背番号はですね、24番とさせていただきます。横田が背負った番号でもある」。23年7月に脳腫瘍のため28歳の若さでこの世を去った、横田慎太郎氏が背負った番号。横田氏が引退試合で披露した「奇跡のバックホーム」を知る工藤は、受け継ぐ覚悟を口にした。

「偉大な番号というか、球団としても大事にしてる番号だと思う。ファンの方々も、いろんな思いがあると思うので。そういう思いをしっかり背負って、投げていきたい」。阪神の歴代背番号24は、遠井吾郎や桧山進次郎ら野手が多いが、たたき上げの剛腕が新たな伝説をつくる意気込み。藤川阪神のシンデレラボーイになる。【磯綾乃】

◆工藤泰成(くどう・たいせい)2001年(平13)11月19日生まれ、秋田県出身。明桜(現ノースアジア大明桜)から東京国際大を経て、24年に四国IL徳島入団。1年目に8勝を挙げて最多勝を獲得し、同年育成ドラフト1位で阪神入団。趣味は筋トレ、サウナ、登山。177センチ、82キロ。右投げ左打ち。

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