北海道コンサドーレ札幌は6日、札幌・宮の沢での今季初練習を行った。沖縄と熊本での約2カ月間のキャンプ生活が終了。ベルギー1部コルトレイクから今季札幌に復帰した主将のMF高嶺朋樹（27）は22年以来3シーズンぶりのホーム帰還。見学するサポーターから拍手で迎えられ「うれしかった。でも恥ずかしかった。ここの練習場で練習できるのはうれしい」と照れ笑いを浮かべた。
練習は午前10時開始予定だったが、グラウンドの除雪作業によって午後1時半からに変更された。気温は2度。寒い中での練習も「戻ってこれたことが自分たちにとっては心身ともに良かった。早くここでしっかりコンディションを作って試合に勝つ」とやる気に満ちる。
開幕アウェー3連戦は3連敗でスタートダッシュならず。得点も勝ち点もまだない厳しい状況で9日のホーム開幕ジェフユナイテッド千葉戦（プレド）を迎える。この日練習前には、約40分のミーティングを行い、前節2日レノファ山口戦（0－2）の反省点について話し合った。全3戦フル出場するボランチは「もっとボールを真ん中で受ける回数を増やしながら、下がりすぎずっていうのをもっと意識してやっていけたら」と改善を誓う。「ここから始まるという気持ちで取り返していきたい」と、まずは初勝利を目指す。【保坂果那】
