
楽天新戦力の小森航大郎内野手(21)が元気だ。ヤクルトにFA移籍した茂木の人的補償として1月に加入。5日オリックス戦で本盗を決めるなど実戦9試合で5盗塁をマークし、昨季のイースタン・リーグ盗塁王の実力をいかんなく発揮している。「ほんとに、いい印象を残せるように。自分は全然確約された選手じゃないんで、一瞬一瞬を大事にして頑張りたい」とアピールを誓う。
武器は足だけではない。本職は遊撃だが、一、二、三塁の複数ポジションをこなし、左翼守備にも挑戦中。「当たり前のことができて、プラスアルファと思ってもらえるように信頼を勝ち取っていきたい」。ヤクルトでのプロ3年間は1軍で通算4試合出場にとどまったが、楽天では韋駄天(いだてん)ユーティリティープレーヤーとして貴重な戦力になりそうだ。