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龍谷大平安が原田英彦監督の退任発表 2月中旬に自宅待機、2日付で退職届を提出


京都の高校野球部で指導者による体罰問題が発生し、龍谷大平安の原田英彦監督が退任しました。原田監督は今年2月、部員に対する強い指導が問題視され学校から自宅待機を命じられていました。問題は日本高野連に報告され、審議委員会でも協議されましたが、学校側の独自調査の結果、懲戒事由に該当すると判断されました。しかし原田監督が退職届を提出したため、正式な懲戒手続きは終了しました。今後はOBの川口知哉コーチが監督代行を務めます。

龍谷大平安の原田英彦監督(2024年10月撮影)

龍谷大平安(京都)は5日、京都市内で硬式野球部監督による部員への体罰事案についての記者レクチャーを開催し、原田英彦監督(64)の退任が決まったと発表した。

原田監督は今年2月中旬に、部員へ反省を促すために強めの指導をしたとみられる影響で、学校側から自宅待機を命じられていた。

日本高野連にも学校側から当事案が報告され、2月19日に大阪市内で実施された審議委員会では、同校から提出された報告書をもとに審議を行い、日本学生野球協会審査室会議へ処分申請することを決定していた。だが、学校側が独自で設置した調査委員会でより詳細に調査を行う旨の連絡があったことにより、4日に開催された審査室会議への処分申請を見送ることが決定。再度、報告書が提出され次第、あらためて審議委員会で審議をする予定となっていた。

学校側の調査委員会では、今回の件が懲戒事由に判断されたことから、懲戒手続きを開始。しかし原田監督から2日に退職届が提出されたことで、懲戒手続きが終了した。4月までは同校OBの川口知哉コーチが監督代行として指導を行う。

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