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【侍ジャパン】佐藤輝明が「日の丸1号」でWBC代表入り引き寄せる「長打力が自分の持ち味」


阪神の佐藤輝明は、2026年WBC代表選出を目指し、侍ジャパン代表の一員として特訓中です。大阪・舞洲での前日練習では、5度以下の冷え込む中、彼の心は熱く、ラグザス侍ジャパンシリーズの日本VSオランダ戦に向けて意気込みを見せています。クリーンアップでの起用が濃厚な初戦に向け、佐藤は長打を武器に本番での活躍を誓います。これまで国際試合で本塁打を放ったことはありませんが、今回は期待されています。井端監督もホームランの重要性を強調し、佐藤もその期待に応えるべく積極的に練習と他選手との意見交換に励んでいます。彼の好調は続いており、地元での試合で大きく飛躍したいと願っています。

フリー打撃練習をする佐藤輝(撮影・上田博志)

侍ジャパン選出の阪神佐藤輝明内野手(25)が待望の「日の丸1号」で26年WBC代表入りを引き寄せる。大阪・舞洲の室内練習場で4日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2025 日本VSオランダ」(京セラドーム大阪)の前日練習に参加。5日の初戦はクリーンアップ起用が濃厚だ。今回が3度目の代表選出となるが、いまだ本塁打はゼロ。井端弘和監督(49)が長打力のある侍戦士を熱望する中、ド派手な1発で指揮官の心をわしづかみにする。

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暴風雨が室内練習場の外壁をたたき続ける中、佐藤輝の心は誰よりもホットだった。気温は5度前後。身震いする寒さの中、報道陣から侍ユニホームに袖を通した感想を問われると、グッと視線を上げて言葉に力を込めた。

「長打が自分の持ち味なので、しっかり出せるように頑張りたい」

23年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」以来3度目の代表選出。プロ入り後の国際舞台では練習試合を含めて33打数5安打、打率1割5分2厘と苦戦を強いられてきた。実は本塁打も放っておらず、今回は「侍初アーチ」で代表入りをグッと引き寄せたい。5日の初戦はクリーンアップでのスタメン出場が濃厚。本塁打を期待する声にも「もちろんアピールになる」と気合十分だ。

井端監督はこの日の会見で、WBC本大会での長打力の重要性を熱弁した。「前回大会を見ても準決勝、決勝あたりはホームランでの得点しかほとんどなかった。優勝する上でホームランは必要不可欠。1人でも多く、長打が期待できる選手が出てくればうれしいです」。今回は細川、万波、水谷など長打力を武器とする選手が集まった。中でも特大弾といえば、虎の背番号8の代名詞。ド派手な1発で指揮官の目をくぎ付けにしたいところだ。

室内練習場で行われた前日練習ではメニューが限られる中、他球団の選手と積極的にコミュニケーションを取った。「いろんな選手の動きを見て勉強しています。会話の中で気付けることもあるかもしれないので」。打撃練習中には日本ハム万波とミートポイントについて意見交換する場面もあった。さらなる成長へ、強化試合2試合も無駄にするつもりはない。

2月のキャンプインから好調を維持し、ここまで実戦7試合で17打数7安打、打率4割1分2厘、2本塁打。上々のタイミングで代表戦に臨む。熱望する26年WBC出場へ、まずは地元関西で号砲を鳴らす。【山崎健太】

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