
楽天浅村栄斗内野手(34)が、3日までに元日本ハムの杉谷拳士氏(34)のYouTubeチャンネルに出演し、高校時代のエグかった先輩の名を口にした。浅村は幼少期は野球をやる気持ちがなかったと言い、サッカーをやろうかと考えていた時期もあったと言う。それでも野球をやっていた2人の兄、父の影響で野球をスタートした。
「エリートじゃなかった」と当時を振り返った。2番目の兄が大阪桐蔭に在籍していた縁もあり、同校への進学を志した。大阪桐蔭の西谷監督からは「一生補欠の可能性あるけど、それでも我慢できるなら来てもいいよ」と言われていたが、地道な努力を続け、結果的に08年の夏の甲子園では「1番遊撃」で打率5割5分2厘、2本塁打を放つなど、主力として優勝を達成した。
超名門校の中で、浅村が度肝を抜かれた選手がもちろんいた。杉谷氏が「1個上に中田さんがいて、あれだけ飛ばすバッター、間近で見ていてどういう印象でした?」と問うと、浅村は「1発目は衝撃的すぎて…エグかったよ」と現在は中日で活躍するスラッガーについて言及した。
杉谷氏が「何がすごいの? 音? スイング? スピード?」と矢継ぎ早に質問を重ねると、浅村は「もう全部やな。スイングもこんな振れる高校生おんのかっていうぐらい振れるし。スイングスピード速いでしょ? で、果てしなく飛んでいくやん」とため息すら漏らした。続けて「やっていくうちにそれに慣れるやん。プロ入ったり、他の高校生の甲子園出ているメンバーと会ってもそんなに衝撃はなかった」と当時、受けたインパクトを思い返していた。