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<オープン戦:巨人-ヤクルト>◇2日◇東京ドーム
巨人田中将大投手(36)が、移籍後初めて東京ドームでの登板を迎えた。2回まで22球を投げ2安打無失点。最速は145キロだった。
先発の名がコールされると、割れんばかりの拍手が送られた。まっさらなマウンドへ向かうと、ロジンを右手に丁寧につけ、右手でそっとマウンドを触った。
初回先頭で迎えた赤羽に対し、初球は内寄り高め144キロ直球が外れた。その後、カウント1-2から抜けたスプリットを中前に運ばれ、無死一塁としたが、続く長岡は高め144キロ直球でフライを上げさせ、少年野球チームの兵庫・伊丹の「昆陽里タイガース」でバッテリーを組んだ三塁の坂本が捕球した。
次打者のサンタナには内寄り低め144キロ直球で中飛。初対戦となった村上の打席で一走・赤羽に二盗を許したが、日本の4番の村上を高め143キロ直球で左飛に片付けた。
0-0で迎えた2回は先頭オスナを高めの138キロカットボールで中飛に片付けた。続く浜田には甘く入ったスプリットを捉えられ、左翼線への二塁打とされた。それでも、内山をツーシームで三ゴロとし、松本直のところで、この日の最速145キロ直球を計測。最後は外寄りのスライダーで遊ゴロに仕留めた。
登板後、田中将は「今日も無事にしっかりと終わって、良かったです。結果、ゼロに抑えられたことも良かったと思います」とコメントした。課題についてはスプリットの精度を挙げ、収穫は真っすぐで押し込めたことを挙げた。
「ヒットを打たれたのは両方とも抜けたスプリットということで、そこは課題が残りましたけども、真っすぐに関しては、全て少しバッターを押し込めていたかなと。今日の結果としては、悪くはなかったのかなというふうに思います」
巨人加入後、初の実戦登板となった2月24日ロッテとのオープン戦(沖縄セルラー)は先発し、1回無安打無失点。最速は145キロをマークしていた。