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巨人OB江川卓氏「『消化試合ですよ』って顔をしたんですけど…』苦い思い出にファン大爆笑


巨人OBの江川卓氏が「巨人VS阪神爆笑トークバトル2025」で消化試合についての思い出を語りました。シーズン終盤、江川氏は遠征を避け若手を起用するよう申し出ましたが、投手コーチの堀内恒夫氏から「先発に決まってるんだ投げろ!」と強制されたと当時を振り返ります。最終戦で対戦した広島の山本浩二氏の本気のプレーに驚き、消化試合とは思えない対戦を経験。江川氏は試合中に受傷しましたが次の日のゴルフに影響しないようにと、苦い思い出をユーモアたっぷりに話し、観客の笑いを誘いました。

江川卓氏(2020年撮影)

巨人OBの江川卓氏(69)が1日、都内で行われた「巨人VS阪神爆笑トークバトル2025」に登壇し、消化試合の苦い思い出を振り返った。

チームは客入りがそう多くなかったシーズン最終戦に、ビジターの広島戦を控えていた。

NPB通算135勝を誇る江川だが、当時は晩年だったこともあり、消化試合となったシーズン終盤の遠征にあまり乗り気でなかった。投手コーチだった元巨人監督の堀内恒夫氏(77)へ「消化試合なので東京に残ります。若手を投げさせてあげてください」と直訴。だが「ばかやろう!お前が先発に決まってるんだ投げろ!」と、すでに最終戦での先発が決まっていたという。江川は「もう嫌々行ったんですよ。消化試合だからもう球団の査定の人も来ないし」と当時の心境も吐露し、観客は大爆笑。

最終戦では「ミスター赤ヘル」こと山本浩二氏(78)と対戦。「顔を見たらもう、すっごくやる気なんですよ」と消化試合にもかかわらず本気で向かってくる姿勢に圧倒された。江川は『「消化試合ですよ」って顔をしたんですけど』と身ぶり手ぶりを交えながら当時の表情を再現すると、共演者から「どんな顔よ(笑い)」と総突っ込み。

山本の本気を察した江川は内角ではなく外角を中心に攻めると、右打者の山本に思い切り引っ張られたという。「僕は消化試合のつもりになってるから」と鋭い打球をうまく避けられず、右脇腹に直撃。当時を振り返り「そういう気持ちで投げているからでしょうね」と苦笑いだった。

病院へ行くことも考えたが、「その日で終わりだったので次の日ゴルフが入ってまして。(痛みを)抑えながらゴルフに行きました」と消化試合の苦い思い出をコミカルに打ち明け、場内は爆笑の渦に包まれた。

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