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<明治安田J1:神戸0-1福岡>◇1日◇第4節◇ノエスタ
アビスパ福岡がアウェーでヴィッセル神戸を下し、今季初勝利を挙げた。リーグでの神戸戦勝利は00年以来25年ぶり。リーグ開幕からの連敗を3でストップさせた。
立ち上がりから狙い通りの試合運びを見せ、前半40分にはMF見木友哉(26)のシュートがオウンゴールを呼び込んで先制に成功した。
DF上島拓巳(28)が2度目の警告で退場し、10人となってからは押し込まれる展開が続いたが、最後まで体を張って守り続けて今季初のクリーンシート。終了間際に決定的な場面でクリアをしてチームを救ったDF田代雅也(31)は「それまでにいろんな選手が体を張った結果、僕のところに来た。ゴールネットを揺らさせずにすんで良かった。ようやくスタートを切れた。これがいろんな後押しをしてくれるんじゃないか」。課題はありながらも、勝利を手にしたことで自信につながると前を向いた。
今季から指揮を執る金明輝監督(43)は、タイムアップの瞬間に涙。感情があふれ出たことについて赤裸々に語った。「(開幕3連敗は)期待に反した結果だと感じていたし、僕が何を見せられるかなというのは自問自答をたくさんした。結果が出ないといろんな声も出る。聞かないようにはするけど、やっぱり入ってくる。それは当然前向きなイメージの方が少ないと思うが、勝って正しい道を進めていけるように、チームがしっかり上積みできていくような関わりで前進させていけたらと思う」。苦しみを乗り越えての初勝利。J1連覇の王者からの勝ち点3で、福岡が浮上のきっかけを得た。