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ガンバ大阪は28日、大阪・吹田市内の練習場で東京ヴェルディ戦(3月2日、味スタ)に向けて非公開練習を行った。
26日のファジアーノ岡山戦は0-2で敗戦。ダニエル・ポヤトス監督(46)は中3日と時間がない中で迎える次戦に向けて、気持ちを強く持って戦うことを強調した。「選手には精神的なところを伝えた。私たちがどの道のりを歩み続けるのか、ぶれないこと、アイデンティティーがなんだったのか。今は忍耐強く乗り越えるよということを全員に伝えた」。けが人も増える中で、団結した戦いを求めた。
指揮官は足の甲を痛めて岡山戦を欠場したDF中谷進之介(28)の状態について「骨には異常なかったが、傷口が開いたこともあって、感染症も心配している。キックをした時に当たるところで痛みがある」と説明。「長くはかからない」としたが、今節での復帰が難しい考えを明かした。
2試合連続先発のMF倉田秋(36)は岡山戦を振り返って「セカンドボールの対応や球際のところで相手の方が上だった。負けるべくして負けた」と反省。セレッソ大阪との開幕戦と似た展開に「ああいう試合を2回してしまった。繰り返さないことが大事」と引き締めた。昨季リーグ3位の36失点と堅守を誇りながら、今季はここまでの3試合で早くも8失点。守備の改善には「コンパクトにするためにディフェンスラインを上げるのか、前線を下げさせるのかは共通認識を持ってやりたい」と意思統一の重要性を語った。【永田淳】