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楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(明大)が27日、22歳の誕生日を迎えた。
この日までに「22」をかたどった地元広島の名産品「もみじ饅頭」とバースデーソングを報道陣から贈られ祝福された。「(過去に)ケーキとかはありましたけど、もみじ饅頭っていうのは初めてなんで新鮮でした」と笑みを浮かべた。
完走した1軍の沖縄キャンプでは対外試合全7戦に出場し、16打数7安打の打率4割3分8厘、3打点と上々の成績で21歳を終えた。開幕まで残り1カ月。22歳の抱負については「プロのスタートの1年なんで、一番は体に不安なくというか、戦い抜ける1年にしたい」と決意を込めた。
三木監督は宗山のポテンシャルを高く評価する。「本当に野球が上手というか『いい選手だ、できる選手だな』って感じてる。それと同時にパワー、スピード、いろいろ細かい技術も含めてしっかり前に進んでいけば、もっともっと伸びしろを感じる。可能性がすごく大きい、秘めている逸材という印象」と語った。
現時点では遊撃1本で勝負させる方針を示す。二塁や三塁でプレーすることは「彼のショートの可能性を広げるために必要かもしれない」とした上で「あれもこれもというよりもショートで今はやらす方が高いと思う」。球界を代表する遊撃手に育て上げるつもりだ。