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【日本ハム】「ピッチャー柴田獅子」4月デビュー知らず…目と口を大きく開け「覚えておきます」


日本ハムの2軍キャンプが沖縄で終了し、新人の柴田獅子投手が4月中旬から下旬にかけて投手デビュー予定と明らかになった。柴田は既に打者として1軍デビューを果たしており、その打撃能力は絶賛されている。2軍監督の稲葉厚紀氏は、イースタン・リーグでまず指名打者として起用しつつ、4月中旬からの投手デビューを見越している。柴田はこの報道に驚きつつ、「しっかり調整します」と意気込みを見せた。キャンプ中には快活な姿も見せ、同じ新人の渋谷純希投手と海で楽しむ姿も。彼の投打での成長が楽しみとなっている。

キャッチボールを行う日本ハム柴田(撮影・黒須亮)

日本ハムの2軍キャンプが25日、沖縄・国頭村で最終日を迎え、フレッシュな新人選手たちも初キャンプを完走した。既に打者として1軍での実戦デビューしたドラフト1位の柴田獅子投手(18=福岡大大濠)は、稲葉篤紀2軍監督(52)が4月中旬~下旬での投手デビューを明言。同育成2位で道産子の渋谷純希投手(18=帯広農)は、南国の島で“見えない敵”と戦いながら、持ち前のスタミナでキャンプを乗り切った。

   ◇   ◇   ◇

「ピッチャー柴田」が4月にデビューする。打者としての能力は、新庄剛志監督(53)が4日に2スイングを見て「素晴らしかった。ほれるぐらい」と絶賛。稲葉2軍監督は、3月15日に開幕するイースタン・リーグで柴田をまずは指名打者として起用。打席経験を積ませながら「4月中旬、終わりぐらいをメドに。しっかり球数を決める」と、対外試合における投手デビューの見通しを明かした。

柴田の反応は意外なものだった。首脳陣からはその時点では通達されておらず、報道陣が同2軍監督の発言を紹介して知るところとなった。思わず目と口を大きく開けて驚き「4月中旬ですか? 覚えておきます。知らなかったです。4月中旬ですね? しっかり調整します」と、2度確認してから意気込んだ。今キャンプは投手メインで調整。捕手を座らせてのブルペンは17日の1度のみだったが「今のところ、だいぶ良い感覚は戻ってきている。フィジカルを鍛えれば球速は上がってくると思うので、ピッチングは順調」と、上々な感触をつかんでいる。

休日は18歳らしく思い切りはしゃいだ。5日には同期の渋谷と海へ向かうと、砂浜で手をつなぎ「暴れました」とお互いを海へ落とし合った。柴田が「ギリギリ勝った」と胸を張ると、渋谷は直後の取材で、同時での入水をアピール。プロ生活を共にする仲間と休養日を全力で楽しんだ。投打で能力を見せつけたキャンプも無事完走。「二刀流」に縛られない逸材は「(シーズンでは)オリジナルの1日の過ごし方をつかみたい」と、ルーキーイヤーを心待ちにした。【黒須亮】

【日本ハムの主なドラフト1位選手の1年目キャンプとデビュー】 

◆08年中田翔 高卒新人ながら新人では大卒の宮西と2人だけ1軍キャンプスタート。初日のフリー打撃で場外砂浜弾を放つなど完走。6月に左手首を骨折し、1軍デビューは2年目の09年5月23日ヤクルト戦。

◆11年斎藤佑樹 1軍キャンプスタート。順調に調整が進み首脳陣は起用法を先発に一本化。そのまま完走し、4月17日ロッテ戦でプロ初登板初先発し、5回4失点で同年のルーキー1勝一番乗りを果たした。

◆13年大谷翔平 2軍キャンプスタートも途中で1軍合流。二刀流調整を続け、投手登録のまま開幕1軍入り。3月29日開幕西武戦に「8番・左翼」で先発出場。高卒外野手での開幕戦先発出場は、球団では59年張本勲以来の快挙だった。

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